ズワイガニ

ズワイガニの「ズワイ」とは、もともと細い木の枝のことを指す古語「楚(すわえ、すはえ)」が訛ったもので、漢字では「津和井蟹」とも書く。地域ブランドでよく聞く「松葉ガニ」や「越前ガニ」はこれと同種のもの。

体色は全身が暗赤色で、甲幅はオスで14cmほど、大きなオスが脚を広げると70cmほどにもなる。オスとメスでは大幅に大きさが違い、メスはオスの半分ほどの大きさ。そのため漁獲される地域によっては、オスとメスで様々な別々の呼称がある。

生息地域は、日本海と北太平洋、オホーツク海、ベーリング海に広く分布し、水深200〜600mの深海を好む。

ズワイガニの種類は大きく分けて3種に分かれる。

本種である「ズワイガニ」「オピリオ種」で、後述する「バルダイ種」とともに「本ズワイガニ」とも呼ばれる。最も一般的なズワイガニで、身は中程度で一番甘みがあるとされる。

「大ズワイガニ」「バルダイ種」で、主にロシア沿岸で獲れ、身が大きく甘みがあるのが特徴。世界全体の本ズワイガニ捕獲量の2%しか水揚げがなく、特に希少価値があると言われている。

「紅ズワイガニ」は、主に日本、北朝鮮、ロシアなどで水揚げされ、オピリオ種、バルダイ種に比べ殻がいくぶん柔らかく薄いのが特徴。身が少なく劣化が速いので比較的安価で、缶詰めの材料にも多用される。

ズワイガニ全般、冬の味覚の王様といわれるほど人気は高く、カニみそやメスの内子(卵巣)も食用にする。


 

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